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田母神論文問題

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SourceCodeOf_HumanGenome > 自衛隊の現状 @ 2008/12/3 21:35

自衛隊員に不条理な力が加わっているらしい、という事は、あるんじゃないか、と思う。
先日、クローズアップ現代で、海上自衛隊が疲弊している、という報告を見たし。
朝生では辻本議員が、自衛隊員の自殺者が増加している、と言っていたし。
国家観の是非はともかくとして、どこにも無理のかからない施策が必要だ、と思う。
田母神氏が自衛隊員の士気を特に気にするのは、それだけ隊員の士気が挫かれそうになっている、という事ではないか?
そうだとすると、問題を隊員の士気によって克服するのではなくて、物理的な無理を取り除く事によって解消するのが、本来あるべきやり方だろう。
物理的無理を精神的努力によって克服せよ、としたのは、まさに戦時下日本だったわけで、これは良くない。

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Last edited on 2008/12/08/18:22-JST
SourceCodeOf_HumanGenome > デマなら話は別 @ 2008/12/5 15:26

いくら言論は自由だと言っても、
デマを流す自由は無いはずだ。

だから、田母神氏の論文についても、
もし、それがデマであるならば、
田母神氏を罪に問え、処罰は可能だろう。

そうであるか否かは、
田母神氏が自分で正しいと思う事だけを正直に書いているか否かで決まるだろう。

ただし、田母神氏が正直に書いていないとしても、
論文の内容が偶然に正しくなっている場合には、
デマには該当しないだろう。

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Last edited in 2008/12/08/18:23-JST
SourceCodeOf_HumanGenome > 自衛隊の幹部学校における教育内容 @ 2008/12/5 17:49

田母神氏は、過去に、自衛隊内において、幹部学校での教育内容を左右する力を持っていた、とされる。
そうなのだろう、と思う。
ならば、田母神氏の指導によって、その教育内容が偏向を受けているのではないか、という事が懸念される。
実際、東京裁判史観を肯定するような事を試験の答案に書くと、その答案は否定的に評価される、という事が実際にあったらしいと、朝生での辻本議員による報告で知った。
これについては、当時の田母神氏に与えられていた裁量の範囲にもよるが、田母神氏が自分の裁量の範囲を超えて無断で教育内容を偏向させていたとしたら、この行為は言論の自由によって正当化されるものではない。

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Last edited on 2008/12/08/18:24-JST
SourceCodeOf_HumanGenome > 単純にトンデモなのか? @ 2008/12/5 18:18

朝生を見て知ったが、コミンテルン論法は謀略史観と呼ばれるものなのだそうだ。

「トンデモ 謀略史観」をキーワードとしてGoogle検索してみると、
どうも、謀略史観はトンデモ言説の典型例であるらしい、
という事が分かった。

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Last edited on 2008/12/08/18:20-JST
SourceCodeOf_HumanGenome > 政治家の立場 @ 2008/12/5 18:50

善意に解釈すると、おそらく、政府が田母神氏を更迭した理由として、もっとも主要な理由は、処罰ではなく危険回避だろう。

田母神氏の論文発表行為を見て、田母神氏が今後の権限の使用において政府の方針に反する独自の命令を出すのではないか、という事が政府は、ものすごく心配になったのだと思う。

言論の自由の観点から言うと、行為は指示に従って行なうが発言内容では指示を受けない、という態度は容認されねばならない。

しかし、一方では、政府は国家の危険回避に対して重い責任を負う。
明らかに危ない、と感じるのに、危険を回避する合法的な手段が無いからといって、ただ手をこまねいて見ているだけ、という態度は許されない、という空気はあるだろう。

このあたりの葛藤が、今回の田母神論文問題の言論の自由との関係の問題の核心だと思う。

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Last edited on 2008/12/08/18:25-JST
SourceCodeOf_HumanGenome > 西尾幹二氏の「知ったこっちゃない」について @ 2008/12/5 22:08

田母神氏による、青山学院大学のフクイヨシタカ氏の論文の引用の仕方に、問題がある、という風に田原総一郎氏が指摘した事に対して、西尾幹二氏は「それは私の知ったこっちゃない」とコメントし、ホワイトという人物について語り始めた。

西尾氏のその態度は、議論の対象があくまで田母神氏の論文である、という観点から、正しくない、と思う。

田母神氏の判断が正しいか否か、だけでなく、田母神氏の論の立て方の是非も、議論の対象だ、と思うからだ。

西尾氏の言い様では、田母神氏の論文が正しいか否か、ではなくて、西尾氏の歴史観が正しいか否か、が論題ででもあるかのようだ。

しかしながら、田母神氏の論文に対するその時の田原氏の批判から、田母神論文を弁護するすべはある、と私は思う。

田原氏は、田母神論文に引用されているフクイ氏の論文に、その論文でアメリカの対日戦に関するコミンテルン論法が裏付けられたとは言えない、という意味の事が書かれている、と指摘した。

しかし田母神氏の、
フクイ氏の論文に書かれている、どこに誰が居たか、という情報の部分だけ論拠として引用して、それが何の原因になったか、という認識の部分は論拠として採用しなかった、
という態度は、
論文に書かれている情報の部分は認識の部分よりも確度が高い、という風に田母神氏が判断したから、と考えれば、田母神氏の不正や過失だ、とは言えない。

そのような判断は、認識部分において他者に異議を唱える論文を書く際には、妥当だ。

論文としては本当は、フクイ氏の論文の情報部分のソースとなる論文を引用する方が正式だと思うが、フクイ氏の論文を引用という事でも、論の正しさという点では問題ない、と思う。

本来は西尾氏サイドは、このような事を田原氏に対する反論として指摘すべきだったが、西尾氏はホワイトという人物についてのうんちくを述べて、ごまかしたと言われても仕方のない発言を行なった。

論文に書かれている情報部分と認識部分との確度の違いを考えれば、田母神論文の引用の恣意性を指摘するには、情報部分に対しては情報部分を、認識部分に対しては認識部分を、ぶつける必要がある。

つまり、田母神氏が認識部分についてフクイ氏の認識部分と反対の認識を他論文から引用して論拠としている事、を指摘するのだ。
そういう事があればの話だが。

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Last edited on 2008/12/08/18:11-JST
SourceCodeOf_HumanGenome > 田岡俊次氏の「そうはとれないですよ」について @ 2008/12/5 22:41

田岡俊次氏が田母神論文の
Quote:
もし日本が侵略国家であったというのならば、当時の列強といわれる国で侵略国家でなかった国はどこかと問いたい。よその国がやったから日本もやっていいということにはならないが、日本だけが侵略国家だといわれる筋合いもない。

という部分が、
Quote:
我が国が侵略国家だったなどというのは正に濡れ衣である。

という部分と矛盾している、と指摘した。

これに対して、田原聡一郎氏が、
ナカニシ論文に、田母神論文のその部分は「日本だけは侵略国家ではなかった」という意味だ、と書かれている、
という風に反論。

それを聞いた田岡氏は「そうはとれないですよ」と述べた。

私も、そうはとれない、と思う。

ただ、これについても、田母神論文を弁護する若干の余地がある。
と言うのは、田母神論文には「もし日本が侵略国家であったというのならば」という条件節が入っているからだ。
つまり「日本が侵略国家ならば列強もすべて侵略国家だ、しかし、列強は侵略の罪を問われていない、したがって、日本も侵略国家ではない」という論法を田母神氏がそこで展開している、と見なせる余地がある。
日本語をそのように四角四面に解釈するのが正しいかどうかには議論の余地があるだろう。
その分、私の弁護は弱まる。

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Last edited on 2008/12/08/18:12-JST
SourceCodeOf_HumanGenome > 小森陽一氏の「事実認定が出来ない様に書かれている」について @ 2008/12/5 23:13

小森陽一氏が田母神論文の
Quote:
我が国は戦前中国大陸や朝鮮半島を侵略したと言われるが、実は日本軍のこれらの国に対する駐留も条約に基づいたものであることは意外に知られていない。日本は19世紀の後半以降、朝鮮半島や中国大陸に軍を進めることになるが相手国の了承を得ないで一方的に軍を進めたことはない。

という部分について、いつどの国についてなのか書かれていないから事実であるか否かを確認しようがない、と指摘した。

私は、この指摘は間違っている、と思う。

田母神論文の上に引用されている部分は、文章としては、
1851年かそれより後で、日本が朝鮮半島か中国大陸のいずれかの国に軍を進めた全ての件について、相手国の了承を得ないで一方的に軍を進めたことはない、
という意味になり、言語的に変でもなければ、確認不可能とも限らない。

確かに、確認すべき件数が多すぎて確認が大変かもしれないが、反証を目指す側にとっては、一つでも違っている件を指摘できれば反証成功、という事であるから、時間的空間的に狭い範囲に限定された主張よりも、田母神氏の主張の方が反証し易いので、御し易い。

私のこの「反証し易い」という主張は、あくまで時間的空間的に狭い範囲に限定された主張との比較であって、田母神論文の該当部分は間違っている、という意味ではない。

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Last edited on 2008/12/08/18:10-JST
SourceCodeOf_HumanGenome > 条件節が入っているからと言って @ 2008/12/6 15:15

Quote:
日本語をそのように四角四面に解釈するのが正しいかどうかには議論の余地があるだろう。

例えば日本語の口語表現に「そんな事を言うんだったら、お前だって同じじゃないか」という表現がある。
この表現について「そんな事を言うんだったら」を「あなたがそのような事を言うならば」という条件節と解釈して「あなたがそのような事を言う場合には、その点についてはあなたも私と同じだ」という意味に解するのは間違いだ。
「そんな事を言うんだったら」を「あなたがそのような事を言うならば」という条件節と解釈する事は間違っていないが、「そんな事を言うんだったら、お前だって同じじゃないか」の意味は、「あなたがそのような事を言う場合には、その点についてはあなたも私と同じだ、という事を私も言う」という意味であり、言葉を補うならば、「あなたが言わなければ私も言わないかもしれないが、言う言わないに関わらず、その点についてはあなたも私と同じだ、というのが事実だ」という意味だ。
したがって、田岡俊次氏の批判を条件節の存在の観点から論駁する私の論法は詭弁である、という事に気付いた。

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Last edited on 2008/12/08/18:07-JST
SourceCodeOf_HumanGenome > 辻元清美氏の「どこの国がどういう風に評価しているのか?」 @ 2008/12/10 19:00

原論文の
Quote:
しかし私たちは多くのアジア諸国が大東亜戦争を肯定的に評価していることを認識しておく必要がある。

という部分について、辻本議員が花岡信昭氏に質問した件について。

結局、花岡氏から辻本議員の質問に対する直接的な答えを聞く事は出来なかった。
この事実は、田母神氏の論文に対して否定的な先入観を持って良い根拠に成る、と私は考える。

花岡氏は田母神氏の論文を最優秀賞に選んだ審査員だからだ。

ちなみに、原論文では、辻本議員の質問の答えに該当する部分は、
Quote:
タイで、ビルマで、インドで、シンガポールで、インドネシアで、大東亜戦争を戦った日本の評価は高いのだ。そして日本軍に直接接していた人たちの多くは日本軍に高い評価を与え、日本軍を直接見ていない人たちが日本軍の残虐行為を吹聴している場合が多いことも知っておかなければならない。日本軍の軍紀が他国に比較して如何に厳正であったか多くの外国人の証言もある。

という部分だ。

よく見てみると、どこの国がか、という事も書かれているし、どういう風にか、という事も、軍紀の厳正さが高く、という風に一応書かれているが、これで良いのだろうか?

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